🚧 業務データ定義

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定義

サンエム標準は、本プロセスおよび成果物を以下のように定義する。

プロセス名 業務データ定義
成果物名 データ定義書
成果物テンプレート 🚫 Arrow icon of a page linkPost not found
成果物の統合先 要件定義書
プロセス概要 業務で扱う情報(データ)を統一的に整理し、属性・型・意味・利用ルールを定義する
目的(成果物の役割) ・業務で使用するデータ項目の意味や構造の共通認識を形成する
・システム設計やデータベース設計の基礎資料を作成する
実行タイミング ToBe業務フローと業務ルールが確定した後
システム要件定義の前。
通常、業務ルールで必要なデータ項目が洗い出されている状態で開始
主な活動 • ToBe の業務から、システムで扱うべきデータを洗い出す
• データ名、型、桁数、単位、必須/任意、制約、参照関係などを整理し、定義する
• 関係部門とレビューし、業務・システム双方で使用可能な正式な定義として確定する
文書の構造・形式 通常は、表およびドメインモデル図として表現する。

プロセスの位置

図解。

成果物の品質基準

業務一覧は、その役割を十分に達成するために、以下の品質基準を最低限満たすことが求められる。
いずれかが満たされていない場合、対応するリスクを抱える。すべての基準を満たすことが望ましい。

項目 基準 満たさない場合のリスク 実装例
明確性 データ名・意味・型・単位が明確 入力ミスや誤解、業務停止 定義書に統一命名規則を適用
一貫性 同じ意味のデータが複数定義されない 重複データ、集計誤り データIDで管理、参照関係を明示
完全性 必須データがすべて定義されている 欠落による業務停止、データ不整合 フロー上の全データ項目をリスト化
実現可能性 システムで扱える型・桁数・制約で定義 システム化時にエラー発生 DB型と一致させる

🧭実践ガイド

🐾具体的なステップ

以下に示すステップは、定義ではなく、おすすめのサンプルです。
実際の現場では、成果物=プロセスの目的を達成できるように、適切にアレンジしてください。
📘インプット
  • To-Be業務フロー図
  • 業務ルール定義書
  • 帳票・画面サンプル
  • 既存データマスタ・システム仕様
✅すること
ステップ タスク 目的
① データ抽出 フロー・ルールから必要なデータ項目を抽出 必要な情報の全体像を把握
② データ定義 各データ項目の属性を定義(型・桁数・必須/任意・単位) データを統一的に扱える状態にする
③ データ制約定義 参照関係・制約・更新ルールを整理 データの整合性・品質を担保
④ 関係者レビュー 関係者レビュー・確認 業務・システム双方で正しい理解を得る
⑤ 承認・確定 承認・登録 正式な業務データ定義として確定
🚫しないこと
NG項目 説明 なぜ問題か
曖昧なデータ定義 「コード」「番号」とだけ記述 データの意味が不明確で誤使用の原因
既存システム依存の記述 現行DB形式そのままコピー 将来システム・運用変更時に対応困難
重複定義 同じ意味のデータを複数定義 集計・分析で不整合発生
制約や参照関係を省略 入力可能範囲・関連テーブルを明示しない データ品質低下、システムエラー発生
レビュー・承認を省略 業務担当・システム担当の確認なし 後工程で仕様修正・混乱が発生

❤️‍🔥マインドセット(プロセスへの臨み方)

  • 「データは業務を正しく動かすためのインフラ」
  • 「データの意味・制約は属人に依存させない」
  • 「ルール・フローと一貫性を保つ」
  • 「レビュー・承認で初めて正式化される」
  • 「将来の拡張・変更も意識して定義する」

😵‍💫よくある失敗例

  • 制約・参照関係の明確化を怠る
    • 例:「原則として必須」
    • システム実装時に制約を表現できず、データ品質低下、トラブル発生リスク増大。
  • 業務フロー・ルールと整合性をとらない
    • システム実装時に矛盾や不具合
  • 法務・統制ルールを反映しない
    • 内部統制・監査で指摘を受ける