🚧 サービス構成図作成

定義

サンエム標準は、本プロセスおよび成果物を以下のように定義する。

プロセス名 サービス構成図作成
成果物名 サービス構成図
成果物テンプレート 🚫 Arrow icon of a page linkPost not found
成果物の統合先 要件定義書
プロセス概要 システムやサービスの構成要素(アクター、サーバ、アプリケーション、DB、ネットワーク、外部サービスなど)を視覚的に表現する
目的(成果物の役割) ・システム/サービス全体の構成を俯瞰できる
・関連システムや外部サービスとの接続関係を明示
・設計・運用・保守の指針資料として利用
・ステークホルダー間の共通認識と合意形成
実行タイミング 要件定義の後期~基本設計前。
機能要件、非機能要件、外部インタフェースが概ね固まった段階
主な活動 ・サービス/システム構成要素の洗い出し
・接続・依存関係の整理図面化(視覚化)
文書の構造・形式 ネットワーク図や、システム構成図などの図として表現

プロセスの位置

図解。

成果物の品質基準

業務一覧は、その役割を十分に達成するために、以下の品質基準を最低限満たすことが求められる。
いずれかが満たされていない場合、対応するリスクを抱える。すべての基準を満たすことが望ましい。

項目 基準 満たさない場合のリスク 実装例
完全性 主要構成要素・外部サービスを漏れなく表現 運用・設計に支障 サーバ、DB、アプリ、外部APIを網羅
明確性 役割・接続関係が一目で理解可能 誤解による手戻り ブロック図+矢印で依存関係表示
一貫性 用語・分類が統一されている ステークホルダー間で認識齟齬 同一分類の要素は統一アイコン使用
変更容易性 修正・追加が容易 変更時に図が古くなり誤認 Draw.io や Miro など GUI で表示、修正が可能なツールを使う

🧭実践ガイド

🐾具体的なステップ

以下に示すステップは、定義ではなく、おすすめのサンプルです。
実際の現場では、成果物=プロセスの目的を達成できるように、適切にアレンジしてください。
📘インプット
  • 機能要件一覧
  • 非機能要件一覧
  • 制約条件一覧
  • ToBe業務フロー
✅すること
タスク名 目的 タスク内容(詳細)
構成要素洗い出し サービス全体の部品を網羅 サーバ、DB、アプリ、API、外部サービスを一覧化
役割・責任整理 各要素の機能と責任を明確化 各構成要素の役割、提供機能、運用責任を記載
接続・依存関係整理 システム間の関係を明示 ネットワーク接続、データ連携、外部依存関係を図示
図面化 関係者が理解できる形に整理 ブロック図やレイヤ構造図を作成、色分けやアイコンで分類
レビュー・承認 認識齟齬を防ぐ 関係者レビューで不足や誤りを修正、承認を取得
🚫しないこと
NG項目 説明 なぜ問題か
詳細設計まで踏み込む OS設定やパラメータなど詳細情報を図に含める 要件段階で過剰、変更時に手戻り発生
抽象化不足 部品や関係が多すぎて読めない 共通理解ができずレビュー進まず
役割不明確 各要素の機能・責任が不明 運用・保守で混乱、責任所在が不明
レビュー省略 承認なしで作成 後工程で認識齟齬、手戻り発生

❤️‍🔥マインドセット(プロセスへの臨み方)

  • 全体像を俯瞰して理解しやすく作る
  • 詳細設計ではなく、構成と関係性を示す
  • 関係者間の共通理解・合意を優先
  • 将来変更・拡張を考慮して整理

😵‍💫よくある失敗例

  • 構成要素の抜け → 運用時にサーバやサービスが不足
  • 接続関係が不明確 → 開発・運用で通信トラブル
  • 図が複雑すぎる → 誰も理解できずレビュー停滞
  • 承認なし → 後工程で「認識違い」による手戻り発生